クアラルンプール観光(その4)

<KLIAエクスプレス>

クアラルンプール国際空港とKLセントラル駅を結ぶ、特急電車です。早朝から深夜まで、15分~20分間隔で運転しています。数回乗りましたが、どれも定時運行でした。

空港からKLセントラルまでノンストップで運行し、所要時間は28分です。
バスやタクシーは、渋滞に巻き込まれるため、到着時間の予測がつきません。その点、定時運行のKLIAエクスプレスは、安心できます。
なお、同じ線路を各駅停車の電車も走っていますので、お乗り間違いの無いように。
時刻表です。
左側が月曜~金曜
右側が土曜と日曜です。

料金表です。
往復を買うと少し安くなります。

切符は、窓口で買う場合は現金となり、自動販売機で買う場合は、クレジットカードが使えます。自動販売機で買うと1割引きになりますので、窓口で買うよりお得です。

自動販売機は、英語でも表示されますので、そんなに難しくはありません。ただし、クレジットカードを入れると、暗証番号の入力ではなく、カード裏面の3ケタの番号の入力になります。4ケタの暗証番号を入力すると、受け付けてくれません。ご注意を!!

切符は、1か月有効です。往復を購入すると、さらに安くなります。

KLセントラルからの始発は、5:00で 終電は深夜0:40です。(月曜から金曜日)
空港からの始発は、5:00(格安航空が発着する空港はKLIA2で、4:55)
       終電は、深夜1:00(格安航空が発着する空港はKLIA2で、0:55)

ANAの場合、日本からの直行便は、深夜の23:55到着ですので、終電まで1時間ほどあります。機内預けの荷物の受け取りや入国審査で時間を取られると、間に合わない可能性があります。


<ザ・ロイヤル・ミュージアム(旧王宮)>

KLセントラル駅から歩いて、25分程度です。KLセントラルからモノレールに乗ると1駅ですが、モノレールに乗っても、駅を降りて歩くと20分近くかかります。
道中の道路にはほとんど歩道がありますが、最後の数百mは歩道がありません。車道を車に注意しながら歩かなければなりません。

モノレールの駅前(KLセントラルから1駅)
橋を渡り、左手に進む

入場券(二人分)
広大な敷地に、旧日本軍も駐留したことがある、豪華な建物があります。土足厳禁で、内部の写真撮影も不可です。建物内には、なぜか歯の治療設備があります。王族の人は、歯を大切にしていたのでしょうか。いつ頃の設備かわかりませんが、現代のものとあまり変わらない感じでした。 
入口
入って左手に入場券の販売所がある。
建物の外観
<チョーキット市場>

地元の人が買い物をする市場です。無料のシティバス(レッドライン)で、Chow Kit下車。モノレールの下をくぐって、右手に見える陸橋を渡ったところが市場の入口です。買い物客は、ほとんど地元の人で、狭い迷路のような通りが続いています。
大勢の人でごった返しており、綺麗好きな日本人には向かないと感じました。食べ物屋さんも多くあり、日本円で数十円程度と大変安いものです。衣類やおもちゃなどもあり、そのどれもがとても安く、中古のものも多くありました。
とにかく人が多く、財布の入ったポケットやカバンを押さえて、人をかき分けながら歩くという感じでした。

市場の入口
トイレは、市場の中では見つけることができませんでした。あったとしても、観光客が入るには勇気がいりそうです。
市場のすぐそばのモノレール駅(Chow Kit駅)の下に有料のトイレがあります。トイレの中は、クーラーも効いていて快適です。

有料のトイレ
真ん中に受け付けのおばさんがおり、
左右がトイレになっています。
料金を払うと、おばさんがトイレの自動ドアを開けてくれます。
<スリ・マハマリアマン寺院>

ヒンドゥー教の寺院です。無料のシティバス(レッドライン)で、Masjid Negara下車。歩いて15分ほどで着きます。寺院の入口から裸足で入らなければなりません。入口の横には、有料で履物を預かってくれるところがありますので、観光客はここから裸足になります。

足の裏は真っ黒になりますので、ウエットティッシュなどを準備することをお勧めします。

寺院の入口
入口のすぐ左側に履物を預かる場所があります。

寺院のさい銭箱にお賽銭をあげると、祭壇の前に連れて行かれました。お坊さんが、何かお祈りのような言葉を唱え、額の真ん中に赤と白の印を付けてくれました。それと、祭壇に供えてあった果物を少しいただきました。
ヒンドゥー教の寺院には何度か行ったことがありますが、初めての経験でした。
なりかご利益があるかもしれないと、うれしくなりました。






左の写真は、寺院で頂いたお供え物。
ミニバナナ2本、青いミカン、菊の花
少し見えにくいですが、額に印をつけてもらっています。
(上が白、下が赤 汗で少しにじんでいます)

頂いたバナナは、すぐに胃の中に収めました。

頂くお供え物は、お賽銭の額により違うようです。
隣にいたインド系の人は、かごいっぱいに果物やお花をもらっていました。




<セントラル・マーケット>

中華街の中にあります。無料のシティバス(レッドライン)で、Masjid Negara下車。徒歩で15分ほどです。すぐ横には、電車の駅もありますし、無料のシティバス(パープルライン)なら、徒歩で5分ほどのところにバス停があります。

中華系のマーケットで、細長く2階建ての建物です。日用品から衣料品、宝飾品、お土産など何でもそろいます。小さなお店がたくさん並んでおり、女性なら半日いても飽きない感じです。クレジットカードが使えるお店も結構あります。
現金のみで少し怪しそうなお店もありますが、値段は交渉次第で、同じものでもお店によって言い値が違うことがあります。買う時はすぐに決めず、ぐるりとマーケット内を回って値段を確かめることをお勧めします。

マーケットの前は大きな駐車場になっています。
地元の人も多く買い物に来ています。

マーケットの入口
ちょうど春節だったので、ライオンダンスの
ショウをやっていました。

<マレーシア国立博物館>

無料のシティバス(レッドライン)でMuzium Negaraで降りれば、目の前に有ります。
マレーシアの古代から現代までの歴史がわかるように、4つの部屋に分けて展示してあります。



展示室は、写真のエントランスの
左右に分かれています。
3階建てで、2階と3階が展示室です。

王族の豪華な衣装
どこの国にも、いつの時代にも
お金持ちはいるようです。

錫製品
旧日本軍が占領していた時期の展示も、ほんの少しだけありました。日本軍に対して、良いイメージはないようです。展示では、多民族でいろんな王国に分かれていたことが良くわかります。日本語のパンフレットはありませんが、マレーシアの歴史が良くわかります。

館内にはトイレが無く、有料のトイレが外にあります。有料ですが、ティッシュもなく綺麗ではありませんでした。