チワワ太平洋鉄道（通称Chepe）

今回の旅行のメインの１つが、Chepeに乗る事です。
旅行のガイド本や他の人のブログを見ましたが、良くわからない事だらけでした。
実際に乗って解った事、注意点を書きます。



列車の運行区間は、ロスモチス駅からチワワ駅です。

運行図

１等車、２等車の運行について
Chepeには、First Express(１等)とEconomic Class(２等)があります。
１日１本の運行です(ロスモチス駅からチワワ駅方向とチワワ駅からロスモチス駅方向)。
曜日によって、First Expressのみの運行（１３駅のみ停車）と
Economic Classを連結して、各駅停車になる日とがあります。
１等車は毎日運行し、火曜・金曜・日曜が２等車を連結する各駅停車の日になります。

1等車、２等車の違い
・１等車について
料金　２９７９ペソ（VISAカードで支払えました）全区間　
１等車は購入時に指定席になります。
今回私達は２度途中下車しました。購入時、何日にどの駅で乗るのか聞かれます。
その日付で指定席を取ってくれます。

今回取った切符

それぞれに座席番号が記載されています。

基本的に１等車では、飲食禁止です。食事は、食堂車に行って食べます。


・２等車について
料金　１７６７ペソ　全区間
上記料金は終点の駅までの料金ですので、途中下車する人はその目的地までの料金を　
支払います。無人駅もありましたので、そこで乗る時は、車掌が各車両にいますので、
そこで切符は購入できると思います。

料金表

切符の買い方
ネットでの販売はしていません。
メキシコのツアー会社に依頼するか、直接駅へ行って購入するか、どちらかです。
以前は、ロスモチスのサンタアニータホテル内のツアー会社で、キップの販売をしていたとのブログを見つけ、このホテルに宿泊しましたが、今は販売していませんでした。
サマナセンタ（イースター）以外は混み合いませんので、前日までに購入しても問題ないと思います。
私達も前日に購入しましたし、当日購入する人も大勢いました。（午前６時に出発するので、５時４０分頃窓口が開きました。）
治安も心配だったので、ツアー会社に切符購入の見積を依頼しました。
￥３６、４２６（二人/First Class）で購入できる切符が￥５０、０００近くかかると言うことで、自分で購入することにしました。

時刻表
チワワ駅・ロスモチス駅共に、列車の出発は午前６時ちょうどです。
到着は、１等車のみの日と２等車が連結される日とでは違います。
ただし、その時によっても、随分遅れる時とそうでない時がある様です。
他の人のブログでは、予定時間より遅れた話しかありませんでしたが、私達は２等車を連結して走る日で、到着予定の２１時３４分より３０分も早く着きました。
その為、依頼していたホテルからの迎えが来ておらず、物凄く焦りました。（チワワの治安は凄く悪いと聞いていました。）
Chepeのホームページに、詳しい時刻表が書いてあります。

列車の様子
各車両に車掌と、ライフル銃を持った警備の人がいます。
トイレ（１等車は割と綺麗でした）も各車両にあります。
１等車の座席はゆったりしていました。

切符のチェックをしている所

１等車の入口には、トランクなど大きな荷物を置く棚もありました。
食堂車は１番前にあります。この食堂車で食事をしたくて、今回１等車にしました。

列車で仲良くなった人と食堂車で記念撮影

それほど高くもなく、とても美味しかったです。
ただし、メニュー表はスペイン語のみでした。
朝食の時に乗っていた若いボーイさんは、英語でメニューの説明をしてくれて、とても親切でした。コーヒーのお替りも無料でつぎに来てくれました。
３回目にクリールから乗った時のボーイさんは説明も無く、隣でコーヒーを飲んでいた人に、お替りを勧めることなくさっさとカップを片付けてしまいました。
ボーイさんによって、対応が違うようです。

朝食で頼みました。主人の頼んだオムレツの方が、美味しかったです。コーヒーお替り無料でした。

写真を撮り忘れて少し食べてしまいました。とっても美味しかったです。

スペイン語のみのメニュー表

Divisadero駅
この駅では１５分間停車します。
１号車の人も続々と降りて行きました。
何事かと思って行くと、乗客の一人が１５分間停車するので、食事に行くと教えてくれました。
私達も直ぐに降りて、近くにあった屋台でタコスを買って食べました。
次にカットフルーツも食べましたが、とても美味しかったです。

屋台が沢山あり、みんな立って食べます

タコスは好みの皮と具材を注文します。

始発駅　ロスモチスとチワワ
始発駅のロスモチス、チワワとも治安は、考えていたよりも良かったです。

ロスモチスの町

ロスモチスは、実際に町を一人で歩きましたが、なんら問題もなかったです。
町は小さく人も親切でした。ただ駅は遠いので、タクシーで行きました。
タクシーは、片道６０ペソ（約\３６０）でした。チップこみで７０ペソ渡して、切符を買う間運転手さんに、待っていてもらいました。（周りに何も無い）

早朝のChepe駅

駅前はタクシーもいません。

チワワの町は大都会です。到着したのは夜遅かったので、列車で知り合った人から、駅のホームから外に出ないよう注意されました。
チワワ駅周辺は、治安は悪いようでした。
ホテルからの迎えの車に乗り込み少し走ると、景色が一変し新しく綺麗な街が大きな道路沿いに広がっていました。Chepeに乗車していた観光局の女性も、ここチワワに住んでいて、危なくないと話していました。
チワワでは列車到着の翌日、早朝ホテルを出て次の目的地に行く行程でした。
朝見た街も、とても大きく綺麗でした。チワワには、何日か滞在すれば良かったと思いました。

Chepeの見所
ポサダ・バランカスにはグランドキャニオンの４倍の広さの銅峡谷があります。

ロープウェイやジップライダー等の遊べる所もあります。

とても怖くて覗けませんでした。

ロープウェイの中から撮影

私達は乗馬をしましたが、らくだに乗る事もできるみたいです。（飛行機の中で宣伝していました）

　NHKの撮影隊と遭遇
今回たまたまNHKの撮影隊の方々と、何度も列車で一緒になりました。
ＮＨＫ　ＢＳプレミアム「行くぞ　最果て　秘境鉄道」という番組で放送予定だそうです。
放送時間が決定になりました。2017年7月26日（水）午後9時から10時30分で放送されます。早速、録画の予約をしました。

気軽に写真撮影に応じてくれた、古原靖久さん。

別の日の撮影です

７月中旬の放送予定だと、スタッフの方が教えてくれました。　

こちらに気が付いて、手を振ってくれました。